2014年12月23日火曜日

直感と言語化

言語化について三つの例


グラッドウェルの本によると、
直感で判断したことに対して、なぜそう感じたのですか?
と質問すると、
直感とは辻褄の合わない説明をしたり、
直感を覆したりするそうだ。

次に、味覚コンサルタントの例があり、彼らは味覚について
普段余り言語化できない事に対して特別な訓練をしている
例えばマヨネーズについては外見6項目、食感10項目、風味14項目(臭い・基本味・科学的要素)これを15段階で評価する事をどんな時でもブレずに行うように訓練されている。

次にサントリーのラグビー部を日本一に持っていった土田監督は、試合中の状況を
正しく伝えるために、言語化の訓練を徹底的にする。数々の状況のビデオを見せて3分で
説明させる訓練を重ねた。それにより試合中の情報の伝達が格段に正確に早く実現できた
ということだ。

--------------

以上の例から何が得られるだろうか?
1.直感は正しい、ただし、言語化すると通常は論理に縛られて直感を覆してしまう。
2.言語化は一般には大変難しい、訓練しない限り正確な言語化は不可能といっても良い。
3.試合や戦争や営業実務でコミュニケーションを図るためには短時間で正確に説明する訓練をしなければ不可能だ、言葉を知っている、作文を出来る、これだけでコミュニケーションが可能だと思う事はプロとは言えない。


これは余談だが、直感とは量子コンピューターのようなものかもしれない。
それに対して言語はフォンノイマン型コンピューター?  遅く、厳密でロジカル。


この文は書きかけ、未完成。
下記の点についても自分の考えがまとまら無い。


ニュートン力学 VS 量子力学
モノの運動  VS  状態の運動
言語化   VS  直感
意識下   VS  無意識
フォンノイマン型  VS  量子コンピューター

2014年12月22日月曜日

WIRED の 脳の記事から

WIREDに脳の仕組みを量子力学で解釈する記事が出ていた。原因、作用、結果の因果律から固有値、変換、固有値の状態変化で考えるということらしい。

脳だけでなく、社会科学も量子力学的解釈を試みるのも面白いかも知れない。


脳の仕組みが量子力学的解釈に適応できるのであれば
脳機能 ⇨ 人間行動 ⇨ 社会運動(行動) 各活動が各々左側の関数の結果になっているであろう
脳機能解釈 ⇨ 人間行動解釈 ⇨ 社会運動解釈(=社会科学) と解釈も左関数の結果になっているはずである

脳解釈=量子力学解釈が成立するなら 社会科学解釈=量子力学的解釈が成立する。

社会活動(例として経済)は原因、作用、結果の因果律では説明不能な状態になっている。むしろ固有値、変換、固有値という状態変化(相の変異)で捉えるべきではないか?と思っている。

例えば1800年から1970年までの間に先進国は経済発展をしてきた、しかし、現在中国は1970-2010までに先進国と同じようには経済発展はできないと思われる、相が変異しているからだ。

状態に違いがあるとしたら1800-1970は技術開発と資本蓄積の推移と経済発展がcorrespondentな関係だったのに対し、1970-2010年の中国ではすでに西側でそれらが起きてしまった後の追随であるという点だ。

ただ、自分にはジュレジンガーの波動方程式が分からないので量子力学的な説明はできない。(経済学を固有値、変換、固有値での説明はできない)

逆に社会が再帰的な関係である事などは理解出来る。

再帰的という意味でいうと
家族の人間関係
友人の人間関係
会社(コミュニティー)の人間関係
市町村の人間関係
民族の人間関係
これらが嫉妬・好嫌い・Give&Receiveの非対称性などの感情論は各々共通しかつ内包している、つまり再帰性Recursiveな関係にあるという処までは納得できるのではないだろうか? 

後は脳における固有値の変換が相の変異であり、それらが友人、コミュニティー、市町村などにおける固有値の変換がどのような現象かわかれば説明がつくのではないかと思っている。

おそらく「意識」に関係するだろうと思っている。